わたしの 何かが 誰かを照らす

そういうものにわたしはなりたい

変化を恐れながら変化を求める

8月30日から9月2日にかけて沖縄旅行に行った。今回の沖縄旅行では一緒に行った人の旅行計画のおかげで自分では思いつかないような、沢山の面白い体験をすることが出来た。本当に感謝である。現地に行くまでは、天気予報も雨や曇りマークばかりだったのだが、実際に行くとほぼずっと晴れだった。私は自称晴れ女なのだが、一緒に行った人も自称晴れ女なのでW晴れ女の本領発揮をした旅だった。この旅は私の人生の節目にあたる時期に行くということで、神様も新しい船出をお祝いしてくれたのだ。と、思い込むことにした。





旅行から帰ってきて断捨離をした。私は人生の節目には必ず断捨離をする。大型ごみの収集のために市役所に電話をかけ、押入れから色んなものを引きずり出し、要るものと要らないものを仕分けていく。昔、大切だと思っていたものも、今になると熱は冷め、【大切だった】思いだけが残っているモノたち。自分が昔、一生懸命に情熱を傾けていたもの。使えるけど、もうきっと使わないものにできる限り限界までお別れをする。私にとってこの儀式は次のステージで輝くために行う舞台袖での深呼吸のようなものだ。





ここまで生きのびるために自分を支えてくれたものたち。ものを見て、時間を想い、人を想い、心を想う。沢山の人、出来事、環境に支えられてここにいる。ここまで来れた。ありがとう。今生きてるのは当たり前じゃないよね。有り難いことだよね。めんどくせえこと、理解できないこと、沢山あったしこれからもあるよね。まあでも、それを知ることも必要だったなーと今なら思える。有り難い有り難い、ありがとう、さようなら、と思いながらお別れをする。





だが、どんなに身の回りのモノを捨てて気持ちは清々しくなろうが、人間の心はすぐに変わらない。どんなに見た目を装っても、人間の根っこはなかなか変わらない。確かにモノを整理し環境を整える中で感じる何かしらの変化はその後ジワジワと効いてきて、自分が求めるものが少しずつ見えてきたりするし、それほど必要で無くなったものや、何かを変えるタイミングになり得ることもある。私の場合は【モノを捨てても自分には価値がある】と思いたいのだと思う。多分。沢山のモノを持っていなくても、自分には価値があるとどこかで思いたいのだ。





断捨離をしながら、【これからの未来、不安はあるけれど、過去もやってこれたんだから、これからもきっと大丈夫だ】と身の回りを変化させながら、思いたいのだと思う。そして毎回、パンパンのゴミ袋3つくらいまとめた頃に【これで失うものは何も無い】とかいうのだ。これはある種の強がりなのだと思う。本当は色々なものを失う怖さに怯えているクセに、捨てることによって変化を受け入れ、切り替えた気になっているだけなのかもしれない、と思いあたった。清々しい心持ちになることは本当だけれど、しょっちゅう何かを捨てることを意識している裏側には自分の弱さを感じる。変わったように、変えたように(自分に)思わせて安心しようとしている自分がいる。定期的に続ける儀式の中で、新たに気づくこともある。








変化を恐れながら変化を求める


変化を恐れない人などこの世にいない。世の中にいる一握りのゴイスーな人たちは恐れる度合いが違うかもしれないが、きっと怖いはず。本来、人間は慣れたことや場所から離れる行為は生命を危機に晒すことになるから、実は本能的にも恐れて当たり前なのだ。



だから変化を求めない人は人間の本能に従順なのだろう。変えよう変えようとする人の方がちょっとおかしい。ドMだ。だがしかし、変化をしないようにしないようにという選択をしている人で【この人は!!!】という人に出会えたことは正直言って、ない。



誤解を恐れずに言えば、変化し続けている人間は魅力的だ。変化とは今ある執着を断ち切り、未来に視線を向けることだ。いつまでもいつまでも魅力が絶えないもの、人、会社、環境、、は全て自ら変化を求めて実行している。私はそういったものからいつもエネルギーをもらうし、自分自身もそういう人間になりたいなあと思う。



【ネガティブ出身自己啓発育ち】の私はもともと陰のパワーをとても強く持っているし、うっかり気をぬくとすぐに心に閉じこもりたがる。安心できる場所を好み、傷つくことにめちゃくちゃ怯えている。変化ほど恐ろしいものは無い。これが私の元の気質だ。今でもそうだと思う。だけれども、【ネガティブ出身自己啓発育ち】で【ドMな奴はだいたい友達】だから、人との出逢いでここまで変化をすることが出来たし、生き延びてこられた。恐怖でしかない変化の向こう側に、素晴らしい未来があることを教えてもらえた。変化のある方へ突っ込んでいくと、私と同じような大いに恐れながらチャレンジしてる人間も沢山いることを知る。


あーなんだ、自分だけがビビってるわけじゃないんだ。みんな必死なんだ。じゃあもうちょい、突っ込んでみてもいいかも。の繰り返し。





突っ込んで、転がって、傷ついて。
また立って突っ込んでいける人になりたい。








LIFE is Wonderful.





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