自分がなりたいと思う人間になる
今年の花粉は本当につらい。目にも鼻にも喉にも来る。目の奥が痛くて開けてられないので、最近はもっぱら伊達眼鏡の生活である。今使っている伊達眼鏡はブルーライトカット用に我らがAmazonで購入したものなのでオシャレさにかける。わかってはいるのだが、次に伊達眼鏡を買うときはここで買ってみたいな、と思うお店があるのでなかなか買わないままでいる。そのお店の名は【オンデーズ】。少し前に【破天荒フェニックス】という小説の題材になった眼鏡屋チェーン店で、この小説の中のオンデーズは実際に実在し、潰れかけのオンデーズを買収し立て直した社長が書いた小説が【破天荒フェニックス】だ。今は世界規模で展開するまで大きくなったが、元々は投資家の10人中10人が「オンデーズは潰れる」と口を揃えて言うほどの負債を抱えた会社だったらしい。借金残高14億円。マイナス14億円+銀行からの増資もなし。そのスタート時からの物語を知っているので、出来る限りそんな面白いストーリーを生きてきた会社の製品を買いたいと思う。そうか、オンデーズは今この眼鏡で生きてるんだな、と思ってそれを身につけたいと思う。きっと私はその眼鏡と共にそこで頑張る人の想いを身に付けたいのだと思う。
私は主人公が弱い底辺のところから這い上がる物語が好きだ。この【破天荒フェニックス】もまだ最後まで読み終えていないが、底辺にいて這いずり回って頭ひねって必死に切り抜けて、自分の想い描く未来へとコマを進めていく中で、裏切られたり助けられたりして徐々に自分の思っていた未来に近づいていく熱い系ストーリーは大好きだ。少し前に映画で上映されていた【グレイテストショーマン】も大大大好きだし、今月に観に行きたい映画の【キングダム】も奴隷の主人公が這い上がっていく物語だ。内容はまだ観ていないので割愛するが、困難が目の前にきた時、自分が不利であっても構わず突き進む姿に心を打たれる。その真っ直ぐさに打ちのめされる。なんでこんなに自分に正直にいられるのか。諦めないのか。折れないのか。その意思の強さはどこからくるのか。好奇心旺盛すぎる五所尾さんは真相が知りたくて仕方ない衝動に駆られる。「イッタイソノツヨサハドコカラクルノ」そしてどうしようもなくその姿に魅せられながら思う「ワタシモアンナフウニイキタイ」そう、私はそんな小説や映画の主人公のような生き方を自分もしたいと思っている自分に気づく。おいおい、三十路真っ只中だぜ?夢見るのもいい加減にしなよ。え?人生で何かを始めるのに年齢とか関係なくね?だって「人間は、結局、自分がなりたいと思う人間になる」って文学者のゲーテも言ってるってよ。年齢は関係なくね?自分がなりたいと思う人間になれるように生きればなれるんだよ。きっと。きっと。
自分がなりたいと思う人間になる
2019年4月、私は個人事業主になった。今までの会社で働かせてもらっているが所属はしていない。フリーランスの美容師、というジャンルになる。聞きなれない、意味があまりわからない方もいると思うので少し説明するが、私に固定のお給料は支払われないし会社の社会保険にも加入していない。そして平日は夕方17時、土日祝日は18時には業務終了となる(任意)。会社に保証されたお給料をこの度卒業させて頂いた。自分のやった分の仕事で生きていくことを決意した。ちなみに美容師として皆様から頂戴した売上がそのまま私のお給料になるのではなく、会社に諸々の仲介料を支払って、残ったものから個人で税金や保険を支払い、その残ったものが私の生活費になる。つまり頑張ったら増えるし、頑張らなかったら苦しい。とてもシンプルな契約だ。そして私は会社に保証されたお給料の代わりに、就業時間を短くして新たな時間を作ることが出来た。例えば他に今とは別の仕事を得た場合はそれも自分のお給料になる。長い長い間、時間をかけて考えて考えて出したひとつの解答。私の人生にとって「時間はお給料よりも貴重」ということ。そしてまだこれはやりたいことのための時間を作っただけであって、ダラダラしたいために時間を作ったのではない。したいことをしたいようにしたいときにするために、一見リスクに見えるフリーランスを選び、会社員を卒業した。この丸四年は私にとってものすっっっごく学びの多い時間だったし、とても貴重でかけがえのないものだったと思う。そしてその四年の学びを携えて、私は次のステージに立つ。
三十路真っ只中でも、肌が衰えてきていても、体力が落ちていても、生きたいように生きたい。憧れの主人公のように生きたい。自分もあんなふうに一生懸命にまっすぐに、、、その姿を見て、いつかの自分もそうだったように、誰かを魅了しまうほどの迫力が出てたら、、、それって、素敵やん、、、、、、
LIFE is wonderful.
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